LINE公式アカウントを複数人で運用する方法|スタッフ権限の種類と安全な任せ方

LINE公式アカウントを複数人で運用する方法|スタッフ権限の種類と安全な任せ方(店主がひとりで抱える状態から、権限を分けて任せる形へ)

「配信もチャットの返信も、ぜんぶ店主の自分がやっている」「スタッフに手伝ってほしいけれど、ログイン情報を教えるのは気が引ける」。LINE公式アカウントを続けていると、こんな場面が来ます。

結論から言うと、ログイン情報を教え合う必要はありません。LINE公式アカウントには、スタッフを1人ずつ「メンバー」として追加し、その人ができることを権限で決められる仕組みがあります。店主がひとりで抱える状態から、権限を分けて任せる形に変えるための機能です。

目次
  1. 1.この記事でわかること
  2. 2.ログイン情報を共有するのはやめよう
  3. 3.権限は4種類。管理者は店主だけにする
  4. 4.役割で決める。小さなお店の選び方
    1. 4.1配信文を作ってもらい、送るのは店主
    2. 4.2お客様とのチャット対応だけ任せたい
    3. 4.3店長格に配信まで任せたい
  5. 5.メンバーを追加する手順
    1. 5.1STEP1 設定から「権限管理」を開く
    2. 5.2STEP2 権限の種類を選んで「URLを発行」ボタンを押す
    3. 5.3STEP3 相手がログインして「承認」ボタンを押す
  6. 6.任せたあとに決めておく3つのルール
    1. 6.11. 一斉配信を押す人を1人に決める
    2. 6.22. 辞めた日に権限を外す
    3. 6.33. チャットの返し方をそろえる
  7. 7.まとめ

この記事でわかること

  • ログイン情報を共有するのが危ない理由
  • 権限の種類(4つ)と、それぞれで「できること・できないこと」
  • スタッフの役割ごとに、どの権限を選べばよいか
  • メンバーを追加する手順(パソコン・スマホ)
  • 任せたあとに決めておく3つのルール

ログイン情報を共有するのはやめよう

ログイン情報を共有するのはやめよう:1つのIDをみんなで共有する場合と、1人ずつ権限を追加する場合の比較図

いちばん多いのが、店主のIDとパスワードをスタッフに教えて、同じアカウントで管理画面に入ってもらう方法です。手軽に見えますが、次のような困りごとが起きます。

1つのIDをみんなで共有 1人ずつ権限を追加
誰が操作したのか分からない メンバーごとに名前が表示される
辞めた人もそのまま入れてしまう その人だけ外せる
パスワードを変えると全員が締め出される 店主のパスワードは誰にも教えない

とくに「辞めた人がまだ入れる」状態は、お客様とのチャット履歴が外から見えてしまうということです。個人のLINEと公式アカウントの違いで書いた危うさと同じ問題が、ログイン情報の共有でも起きます。

💡 メンバーの追加は、店主が招待用のURLを発行して相手に送るだけです。相手はパスワードを教わるのではなく、自分のアカウントでログインして参加します。

権限は4種類。管理者は店主だけにする

メンバーを追加するとき、「権限の種類」を選びます。2026年9月時点で、選べるのは次の4つです(LINEヤフー公式マニュアルでは「管理者」と「運用担当者」の2区分で説明されており、運用担当者はさらに3つに分かれます)。

権限の種類 できること できないこと
管理者 すべての操作。メンバーの追加・削除、アカウント設定、料金プランの変更も含む —
運用担当者 配信・チャット・分析など、日々の運用 メンバーの追加・削除、プランや支払いの変更、外部ツールとの連携設定
運用担当者(配信権限なし) チャット・分析に加えて、配信文の作成・下書き保存・テスト送信 お客様への一斉配信
運用担当者(分析の閲覧権限なし) 配信・チャット 開封率などの分析画面を見ること

「管理者」だけがメンバーを増やしたり外したりできます。安易に増やすと、その人が店主を含む別のメンバーを外すこともできてしまいます。

💡 管理者は店主1人。念のためもう1人置くなら、家族や共同経営者など「お店から離れる可能性が低い人」に限ります。スタッフは運用担当者のどれかから選びます。

⚠️ 権限の名称や区分は変わることがあります。追加するときは、管理画面の「権限の種類」に表示される選択肢を確認してください。

役割で決める。小さなお店の選び方

「どれを選べばいいか」は、そのスタッフに何を任せたいかで決まります。

配信文を作ってもらい、送るのは店主

運用担当者(配信権限なし)を選びます。文面の作成や下書き保存、自分のスマホへのテスト送信はできるので、「文章を作っておいて」と頼めます。最後の送信ボタンは店主が押す形です。一斉配信は取り消せないため、送信前のチェックを店主の役目として残しておくと安心です。

お客様とのチャット対応だけ任せたい

これも運用担当者(配信権限なし)が向いています。予約や問い合わせへの返信はできて、全員に届く一斉配信だけができません。「間違って全員に送る心配はない」状態にできます。

店長格に配信まで任せたい

運用担当者を選びます。配信も分析も見られるので、開封率やクリック率を見ながら次の配信を考えてもらえます。それでもメンバーの追加やプランの変更はできないので、アカウントの土台は店主の手元に残ります。

メンバーを追加する手順

メンバーを追加する手順:設定から権限管理を開く→権限の種類を選んでURLを発行ボタンを押す→相手がログインして承認ボタンを押す

追加できるのは管理者だけです。パソコンのWeb版管理画面でも、スマホの管理アプリでもできます(2026年9月時点・LINEヤフー公式マニュアルより)。

STEP1 設定から「権限管理」を開く

パソコンなら、管理画面の「設定」から「権限管理」を選びます。スマホの管理アプリなら「設定」>「権限」です。

STEP2 権限の種類を選んで「URLを発行」ボタンを押す

「メンバーを追加」を押し、前の章で決めた権限の種類を選んで「URLを発行」ボタンを押します。招待用のURLが表示されるので、それをスタッフにメールやチャットで送ります。

STEP3 相手がログインして「承認」ボタンを押す

URLを開くとログイン画面が出ます。スタッフが自分のアカウントでログインして「承認」ボタンを押すと完了し、権限管理の一覧に名前が出ます。

⚠️ 招待用のURLには、次の決まりがあります(2026年9月時点)。

  • 発行から24時間で使えなくなる
  • 1つのURLで1人だけ。使い回しはできないので、人数ぶん発行する
  • 1つのアカウントに登録できるメンバーは100人まで
  • 追加される側も、LINEヤフーのビジネス用のログイン(メールアドレスの設定)が必要

権限をあとから変えたいときは、一覧の「変更」から権限の種類を選び直して「保存」します。外すときも同じ「変更」から「このメンバーをアカウントから削除」を選びます。

任せたあとに決めておく3つのルール

権限を分けただけでは、運用はまだ半分です。次の3つを先に決めておくと、あとで困りません。

1. 一斉配信を押す人を1人に決める

複数人が配信できると、「もう送ったと思っていた」「同じ内容を2回送った」が起きます。送る人を1人に決め、ほかの人は文面づくりまでにします。

2. 辞めた日に権限を外す

退職や契約終了の日に、管理者が権限を外します。「そのうち」にすると忘れるので、退職時のチェック項目に入れておきます。

3. チャットの返し方をそろえる

返信する人が増えると、言葉づかいや対応の速さがばらつきます。「1営業日以内に返す」「最初の一言はこう書く」といった短い決まりを1枚にしておきます。

オーフレックスがInstagramでもお伝えしているのは、「ぜんぶをひとりでやらなくて大丈夫」ということです。手が回らないところは仕組みや人に頼ってよく、権限はそのための入り口です。

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まとめ

  • ログイン情報の共有ではなく、権限を分けて任せる。店主のパスワードは誰にも教えない
  • 権限は4種類。管理者は店主だけにして、スタッフは運用担当者から選ぶ
  • 文面づくりやチャット対応なら運用担当者(配信権限なし)。一斉配信を押す人は1人に決める
  • 追加は「設定」>「権限管理」から。招待用のURLは24時間・1人1つ
  • 辞めた日に権限を外す

人が増えても、お客様から見えるのは「お店のLINE」ひとつです。誰が返しても同じ安心感が届くように、権限とルールをセットで整えておきましょう。

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