連休が終わって、お店が少し静かになる週末。「もっと新しいお客様を」と、つい外へ目が向いてしまうことはありませんか?
公式LINEは、一度来てくれたお客様に「思い出してもらうきっかけ」を自然に作ることができる強力なツールです。メールと違って、お客様がふだんから開いているLINEに届くため、読まれやすいのも強みです。
その強みがいちばん生きる相手が、常連さんです。この記事では、「また来てくれる人」に届ける感謝の1通の書き方と例文、常連さんにだけ送る方法を紹介します。
目次
この記事でわかること
- 新規の前に、また来てくれる人を数える理由
- 感謝の1通で常連さんに伝わること
- そのまま使える例文3つ
- 常連さんにだけ送る3ステップ
- 送るときに気をつけること
新規の前に、また来てくれる人を数える

新しいお客様を迎える工夫も、もちろん大切です。ただ、一度来てくれた人にもう一度来てもらうほうが、実は近道です。
新しいお客様を探す
- お金をかけて探しに行く
- まだ知らない人に届ける
- 一度きりで終わることもある
また来てくれる人に届ける
- 顔の見える人に届く
- 探しに行かなくていい
- 次に来る理由を届けられる
顔の見える人が、また来てくれる。その積み重ねが、お店を支えます。
まず、今月の来店を思い出して、2回目以上の方を数えてみてください。予約表やレシートを見ながらでも、記憶だけでもかまいません。何人かの顔が浮かんだら、その方々が感謝の1通を届ける相手です。
はじめての方に2回目のきっかけを届ける方法は、繁忙期の新規のお客様をリピーターに変えるLINE活用で紹介しています。
「ありがとう」は意外と言葉にしていない
お店には、長く通ってくれる方がいます。お会計のときに「また来ますね」と言ってもらえるのは、うれしいものです。
それなのに、新しいお客様を迎える工夫に比べて、その方々への「ありがとう」を言葉にする機会は、意外と少ないのではないでしょうか。
「いつもありがとうございます」の1通が届くと、お客様には「覚えていてくれた」という気持ちが伝わります。特別な割引がなくても、この1通には意味があります。
私は以前、高校の教員をしていました。そのころ、卒業生から届く1通の便りが、何よりうれしいものでした。
同じ気持ちは、お店とお客様の間にもあると感じています。
感謝の1通の書き方と例文
書くときに意識するのは、次の3つです。
- 長く通ってくれている方を、1人思い浮かべて書く
- 「いつもありがとうございます」を伝える
- 感謝の1通には、売り込みを入れない
「〇〇」の部分は、お店に合わせて書きかえてください。
ふだんの「ありがとう」の1通
いつも〇〇に来てくださり、ありがとうございます。 店先の〇〇が色づく季節になりました。 この景色を見ると、長く通ってくださるみなさまの顔が浮かびます。 またお会いできるのを、楽しみにしています。
年末の「今年もありがとう」の1通
今年も〇〇に足を運んでくださり、ありがとうございます。 みなさまの「また来ますね」のひと言が、今年もお店の支えになりました。 来年も、どうぞよろしくお願いいたします。
「次に来る理由」を届ける1通
新しいメニューなどのお知らせは、感謝の1通とは別の日に送ります。常連さんに少し早くお知らせすると、「いつもありがとう」の気持ちも一緒に届きます。
いつもありがとうございます。 〇月〇日から、〇〇を始めます。 いつも来てくださるみなさまに、先にお知らせしました。 ご来店を、お待ちしています。
常連さんに感謝の1通を送る3ステップ

友だち全員ではなく、常連さんにだけ届ける手順です。
お客様の画面では、次のようになります。
- トークの一覧に、お店の名前と最初の1行が出る
- 開くと、「いつもありがとうございます」の1通が読める
- 常連さんではない方の画面には、何も届かない
STEP1 2回目以上の方を数える
先ほど数えた方のなかから、感謝を伝えたい方の名前を書き出します。
人数が少なくても大丈夫です。
STEP2 チャットタグを付ける
チャットタグは、お客様一人ひとりに貼れる目印のラベルです。紙の顧客カードに付箋を貼るイメージで、お客様には見えません。
無料の範囲では、作れるタグは5個まで、1人に付けられるタグは1個までです(2026年11月時点。最新の情報はLINEヤフーの公式サイトで確かめてください)。まずは「常連」のタグを1つ作ります。
⚠️ タグを付けられるのは、一度でもメッセージをくれた方だけです。LINEの名前とお顔が結びつかないこともあるので、来店のときに「スタンプを1つ送っていただけますか?」と声をかけると、その場でタグを付けられます。
STEP3 感謝の1通を送る
「常連」のタグの人あてに、感謝の1通を配信します。管理画面での手順は、LINEの絞り込み配信のやり方にまとめています。
通数は「送った回数×送った人数」で数えます。
常連さんだけに送れば、通数の節約にもなります。
送るときに気をつけること
全員に送るなら、書き方を変える
タグで絞らずに配信すると、はじめての方にも届きます。「長く通ってくださるみなさま」という言葉が合わない方も出てきます。全員に送るときは、季節のあいさつ配信のように、どなたが読んでも自然な内容にしましょう。
年齢に触れる言葉は使わない
敬老の日に送るときも、「ご高齢の方へ」とは書かず、「長く来てくださる方へ」と書きます。年齢ではなく、通ってくれた時間にお礼を伝えます。
送りすぎない
感謝の1通は、季節の変わり目や年末など、区切りのよいときに送ります。ふだんの配信とあわせた回数の目安は、LINE配信は週何回がベスト?をご覧ください。
返信には、自分の言葉で返す
感謝の1通には、お客様から返信が届くこともあります。短くてもかまわないので、自分の言葉で返しましょう。そのやりとりも、関係を深める時間になります。
💡 公式LINEは、SNSと違って認知の拡大は得意ではありません。そのかわり、リピーター獲得やファンづくりに強みを発揮します。常連さんへの感謝の1通は、その強みがいちばん生きる配信です。
次に読みたい記事テレビや新聞に紹介されたらLINEで届けよう|誰も損しない配信の例文つき
まとめ
- 新規の前に、また来てくれる人を数える
- 「いつもありがとうございます」を言葉にする
- 感謝の1通には、売り込みを入れない
- チャットタグで、常連さんにだけ送れる
- 返信には、自分の言葉で返す
新規の前に、ひとつだけ。また来てくれる人の顔を、思い浮かべてみてください。
LINE活用について相談したい方へ
オーフレックスでは、LINE公式アカウントの構築から運用まで、
まるごとお手伝いしています。
「うちのお店ならどう使える?」という段階のご相談も無料です。