「今日は何を送ろう」。公式LINEの配信画面を開いたまま、手が止まってしまう。そんな経験はありませんか?
セールでもない。特別な新商品もない。だから送ることがない——。この「ネタ切れ」は、配信をきちんと続けている人ほどぶつかる壁です。オーフレックスにご相談いただくお店の悩みでも、いちばん多いのがこの「何を送ればいいかわからない」でした。
この記事では、ネタが見つかる考え方と、そのまま使える配信ネタを30個、業種を問わず応用できる形でご紹介します。
目次
この記事でわかること
- 「何を送ればいいかわからない」が起きる理由
- 配信ネタが自然と見つかる3つの視点
- そのまま使える配信ネタ30選(6つのジャンル別)
- ネタ切れをくり返さないための「枠」の作り方
- 送信ボタンを押す前に確かめたい3つのこと
「送るネタがない」の正体は、ネタ不足ではない
ネタが思いつかないとき、多くの方は「うちには特別なことがない」と考えます。けれど実際に話をうかがうと、ネタがないお店はほとんどありません。あるのに、それをネタだと思えていないだけです。お客様とのちょっとした会話も、新しく入った商品の話も、お店の方には「いつものこと」でも、お客様から見れば知らない話です。
もうひとつの原因は、配信を「お知らせを出す場所」だと考えていることです。お知らせだけを送ろうとすれば、お知らせがない日は送るものがなくなります。LINEはお客様との関係を育てていく場所ですから、届けられることはもっとたくさんあります。
💡「これって送っていいのかな?」と迷ったものは、たいてい送る価値があります。迷うということは、お客様の顔が浮かんでいる証拠だからです。
配信ネタが見つかる3つの視点

ネタ探しは、自分の中を探すとすぐに行きづまります。うまくいくお店は、探す場所が違います。ネタは自分の中ではなく、お客様の側にあります。
①お客様が迷っていること
買う前、来店する前に、お客様は必ず何かを迷っています。「どれを選べばいいか」「初めてでも大丈夫か」。その迷いに答える一通は、そのままお客様の背中を押す配信になります。
②何度も聞かれること
店頭や電話で何度も同じ質問をされるなら、それは多くのお客様が知りたいことです。一度配信にしておけば、同じ説明をくり返す手間も減ります。聞かれた質問をメモするだけで、ネタ帳が自然とたまります。
③季節で変わるお客様の状況
お客様の暮らしは季節で変わります。新学期、梅雨、夏休み、年末年始。同じ商品でも、その時期の困りごとに合わせて伝え方を変えるだけで、まったく別の配信になります。
そのまま使える配信ネタ30選
ここからは実際のネタを6つのジャンルに分けて挙げます。全部をやる必要はありません。「これならうちでも書けそう」と思ったものから試してみてください。
お客様の「困った」に答えるネタ
- よくいただく質問と、その答え
- 初めての方向けの、利用の流れの説明
- 商品・メニューの選び方のポイント
- 買ったあとのお手入れ・保存の方法
- 「こんなときはどうすれば」のちょっとした対処法
商品・サービスの裏側を見せるネタ
- その商品が生まれたきっかけ
- 材料や仕入れ先へのこだわり
- 仕込みや準備の様子
- お店として大事にしている考え方
- あまり知られていない、隠れた人気商品の紹介
季節・行事に合わせたネタ
- 今月のおすすめと、その理由
- 季節限定の商品・メニューの案内
- 母の日・お中元など、贈りもののご提案
- 連休や長期休暇の前の、混みあう時間のお知らせ
- その季節ならではの過ごし方のヒント
お店とスタッフの日常が伝わるネタ
- スタッフの自己紹介と、得意なこと
- 今日の店内の様子や、入荷したての商品
- お店の周りの季節の風景
- 新しく始めた取り組みや、勉強していること
- 失敗談や、うまくいかなかった話
お客様に参加してもらうネタ
- 「AとB、どちらが気になりますか?」の二択アンケート
- 次の新商品についてのご意見募集
- いただいたお客様の声のご紹介
- お客様の使い方・楽しみ方のシェア
- クイズや、ちょっとした豆知識
お知らせ・ご案内のネタ
- 営業時間の変更・臨時休業のお知らせ
- 予約の空き状況のご案内
- イベントや出店の予告と、当日の報告
- 登録してくれた方へのお礼とごあいさつ
- 1年の感謝を伝える、年末のごあいさつ
⚠️ クーポンや値引きは強いきっかけになりますが、毎回それだけになると「安いときだけ行こう」という関係になってしまいます。値引きは使いどころを決めて、ふだんは他のネタで関係を育てるのがおすすめです。
ネタが尽きないお店は「枠」を先に決めている
毎回ゼロから「今日は何を送ろう」と考えると、そのたびに手が止まります。内容にもムラが出て、先週は熱心、今週は静か、というばらつきは受け取る側にも伝わります。
おすすめは、その都度考えるのをやめて、配信の「枠」を先に決めておくことです。たとえば、月の流れをこう決めておきます。
- 月のはじめ:今月のおすすめ・季節の話(上の11〜15番)
- 月の半ば:お役立ちの話・よくある質問への答え(1〜5番)
- 月の終わり:お店の日常や、お客様への問いかけ(16〜25番)
枠が決まっていれば、考えるのは「その枠に何を入れるか」だけです。迷う時間が減り、配信にリズムが生まれます。お客様の側にも「この時期にはこれが届く」という安心感が育ちます。
💡 思いついたネタは、その場でスマートフォンのメモに1行だけ残しておきましょう。ネタ切れは、思いつかないことより「思いついたのに忘れること」で起きています。
送信ボタンを押す前に確かめたい3つのこと
ネタが決まったら、送る前にこの3つだけ見直してみてください。
1. 1通に詰め込みすぎていないか。言いたいことが多いほど、伝わる量は減ります。1通につき、伝えることは1つに絞ります。
2. お客様にとっての価値があるか。「うちが伝えたいこと」ではなく「お客様が受け取ってうれしいこと」になっているかを確かめます。
3. 売り込みの気配が強すぎないか。あるクライアントさんは、クーポンやイベント告知など売り込み中心の配信が続いた時期にブロックが増えました。翌月から、商品ができるまでの裏側や素材へのこだわりを伝える内容に切り替えたところ、ブロックは落ち着き、配信を開いてもらえる割合も上がりました。同じ1通でも、何を伝えるかで届き方は変わります。
ただし、「伝えること」と「売り込むこと」は違います。「こういう商品があります」と知らせるのは、押しつけではありません。お客様は押しつけにも気づきますが、誠実さにも同じように気づいてくれます。
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まとめ
「何を送ればいいかわからない」の答えは、お客様の側にあります。お客様が迷っていること、何度も聞かれること、季節で変わる状況。この3つの視点で見渡せば、ネタは自然と見つかります。
そのうえで配信の枠を先に決めておけば、毎回の迷いは大きく減ります。完璧な一通を目指す必要はありません。LINEは満点を取る場所ではなく、お客様との関係を少しずつ育てていく場所です。たまに届くひと言をうれしいと感じてくれるお客様は、思っているよりずっと多いものです。
今日は、30個のうちのどれから送ってみますか?
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