LINE配信文の書き方|そのまま使える業種別の例文テンプレートつき

困って書けない店主と、3つのブロックで配信文を組み立てられた店主の対比

「今週から新メニューを始めました。ぜひお越しください」——書いてはみたものの、なんだか味気ない。かといって長く書くと、読まずに閉じられてしまいそうな気もする。LINEの配信文は、慣れるまで本当に手が止まります。

ただ、配信文には型があります。型に当てはめて、最後にお店の言葉へ直す。この順番にすると、毎回まっさらな状態から悩まなくてよくなります。この記事では、その型と、そのまま使える業種別の例文をお渡しします。

目次
  1. 1.この記事でわかること
  2. 2.配信文が読まれない3つの理由
  3. 3.配信文の基本の型|3つのブロック
  4. 4.最初の1行で決まる|書き出しの作り方
  5. 5.長さ・改行・絵文字の目安
  6. 6.そのまま使える業種別の例文4つ
    1. 6.1飲食店|新メニューのお知らせ
    2. 6.2美容室・サロン|次回来店のお誘い
    3. 6.3教室・スクール|体験会のご案内
    4. 6.4小売・雑貨店|入荷のお知らせ
  7. 7.お店の言葉に直す3ステップ
  8. 8.まとめ

この記事でわかること

  • 配信文が読まれない3つの理由
  • どんなお知らせにも使える「3ブロックの型」
  • 通知に表示される、最初の1行の作り方
  • 長さ・改行・絵文字の目安(2026年9月時点の仕様もあわせて)
  • そのまま使える業種別の例文4つと、お店の言葉に直す3ステップ

配信文が読まれない3つの理由

はじめに、うまくいかない配信文に共通することを見ておきます。文章のうまさの問題ではないことが、ほとんどです。

理由1:売り込みから始まっている
1行目が「〇〇セール開催中!」だと、お客様は広告として処理してしまいます。友だち追加をしてくださった方は、お店に好意を持ってくれた人です。まずはその関係から入ります。

理由2:誰に向けた話か分からない
「皆さま」に向けて書いた文章は、誰の心にも止まりません。書く前に、実際のお客様をひとり思い浮かべてください。それだけで文章の温度が変わります。

理由3:読んだあと、何をすればいいか分からない
「お待ちしております」で終わると、お客様は「そうなんだ」と思って画面を閉じます。次の一歩を、こちらからはっきり示す必要があります。

⚠️ 売り込みばかりの配信が続くと、ブロックの原因にもなります。あわせてLINE公式アカウントがブロックされる理由|原因3つと今日からできる防ぎ方もご覧ください。

配信文の基本の型|3つのブロック

LINE配信文を構成する3つのブロック(きっかけ・本題・次の一歩)の図

配信文は、3つのブロックを上から順に積むだけで組み立てられます。難しく考える必要はありません。

ブロック 役割 書くこと 長さの目安
①
きっかけ
読む姿勢をつくる あいさつ、季節の話、お客様の近況にふれる一言 1〜2行
②
本題
伝えたいことを渡す いつ・何が・どうなるか。日付や値段などの事実 3〜5行
③
次の一歩
行動をひとつ示す 「ご予約はこちらから」「返信でお席をお取りします」 1〜2行

迷ったときほど、②の本題から書きたくなります。ですが①を先に置くと、同じ本題でも読まれ方が変わります。いきなり用件を切り出す人より、ひと言添えてくれる人のほうが、話を聞きたくなるのと同じです。

💡 本題は1回の配信にひとつだけにします。新メニューとイベントと臨時休業を1通に詰め込むと、どれも伝わりません。伝えたいことが2つあるなら、2回に分けたほうが結果的に読まれます。

最初の1行で決まる|書き出しの作り方

お客様のスマホには、まず通知が届きます。そこに出るのは配信文の冒頭部分だけです(表示される長さは端末や設定によって変わります)。開いてもらえるかどうかは、ここでほぼ決まります。

よくあるのが「こんにちは。〇〇です。」から始めるパターンです。ていねいですが、通知にはあいさつと店名しか出ないため、中身が想像できません。用件が浮かぶ言葉を、先に出します。

もったいない書き出し 言いかえると
こんにちは。〇〇です。いつもありがとうございます 【9月30日まで】秋の新メニューが始まりました
お知らせです 【重要】臨時休業のお知らせ(9月15日)
皆さまへ そろそろ、毛先が気になる頃ではありませんか?

【 】で用件を囲む、日付を先に出す、お客様の頭の中にある言葉で問いかける。この3つのどれかを使うだけで、通知の見え方は変わります。

長さ・改行・絵文字の目安

  • 長さ:スマホの1画面に収まるくらい。声に出して読んで20秒前後が目安です
  • 改行:3〜4行書いたら1行あけます。詰まった文章は、それだけで読み飛ばされます
  • 絵文字:1通に2〜3個まで。多すぎると読みにくく、広告らしさも出てしまいます
  • 吹き出しの数:1回の配信は最大3吹き出しまで設定できます(2026年9月時点・LINEヤフー公式マニュアル)。ただし3つ埋める必要はありません。文章ひとつと画像ひとつで足りることがほとんどです

💡 配信を予約するときは、00:00や12:00といったキリのよい時間帯を避けると、混雑による遅れが緩和されると案内されています(2026年9月時点)。12時ちょうどより、12時5分のほうが安心です。

仕様や上限は変わることがあります。配信の前にLINEヤフー公式のマニュアルもあわせてご確認ください。曜日や時間帯そのものの考え方は、LINE配信は週何回がベスト? 配信頻度の目安と時間帯の決め方にまとめています。

そのまま使える業種別の例文4つ

3ブロックの型に当てはめた例文です。〇〇の部分をお店の情報に入れ替えれば、そのまま使えます。

飲食店|新メニューのお知らせ

【9月30日まで】秋の限定メニューが始まりました

朝晩、少しずつ涼しくなってきましたね。

今週から〇〇(メニュー名)をお出ししています。△△産の〇〇を使った、この時期だけの一品です。数に限りがあるため、なくなり次第終了となります。

ご予約は、このトークに「9月〇日 〇時 〇名」とお送りください。

美容室・サロン|次回来店のお誘い

そろそろ、毛先が気になる頃ではありませんか?

夏のあいだに伸びた分、9月は「重くなってきた」というお声をよくいただきます。

9月は平日の午前中に、まだ空きがございます。カットとトリートメントで、扱いやすさが戻ってきますよ。

ご希望の日時を、このトークにお送りください。

教室・スクール|体験会のご案内

【9月28日(日)】親子で参加できる体験会をひらきます

「うちの子に向いているか、先に見てみたい」というお声をいただいていました。

9月28日(日)10時から、〇〇教室で体験会をひらきます。持ち物はありません。汚れてもよい服装でお越しください。定員は〇組です。

ご参加を希望される方は、このトークに「体験会希望」とお送りください。

小売・雑貨店|入荷のお知らせ

お問い合わせの多かった〇〇、入荷しました

先月から「次はいつ入りますか」とお声をいただいていた〇〇が、本日そろいました。

今回は△色と□色の2色、各〇点です。前回は3日でなくなってしまったので、気になる方はお早めにどうぞ。

お取り置きもできます。このトークに「取り置き希望」とお送りください。

4つとも、①きっかけ → ②本題 → ③次の一歩の順に並んでいます。並び順さえ変えなければ、休業のお知らせでもキャンペーンでも、同じ型で書けます。何を送るか自体で迷ったときは、LINEで何を送ればいい? お店の配信ネタ30選から選んでみてください。

お店の言葉に直す3ステップ

テンプレートをお店の言葉に直す3ステップの図

例文をそのままコピーして送っても、どこか他人の文章に見えてしまいます。最後のひと手間で、お店の配信になります。

STEP1 型に当てはめる
まず〇〇の部分を、日付・商品名・値段などの事実に入れ替えます。ここは考え込まず、機械的に埋めていって大丈夫です。

STEP2 お店の言葉に直す
ふだんお客様に話しかけている言い方へ直します。「ご来店をお待ちしております」より「お待ちしてますね」のほうが合うお店もあります。ここが、よそのお店との一番の違いになります。

STEP3 声に出して読む
最後に、小さな声でかまわないので読んでみてください。息が続かない一文は長すぎ、言いにくい言葉は硬すぎます。読みにくい所は、たいてい声に出すと分かります。

💡 うまくいった配信文は、スマホのメモなどに残しておいてください。3本たまれば、それがお店だけのテンプレートになります。次からは書くのではなく、選んで直すだけの作業になります。

次に読みたい記事LINE配信は週何回がベスト? 配信頻度の目安と時間帯の決め方

まとめ

配信文は、文章の才能ではなく型で書けます。今日からできることは、この3つです。

  • ①きっかけ ②本題 ③次の一歩 の3ブロックで組み立てる
  • 本題は1回にひとつだけ。最初の1行に用件を出す
  • 例文を埋めたら、お店の言葉に直して、声に出して読む

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