LINEクーポンの作り方|「使ってもらえる」設計のコツもあわせて解説

LINEクーポンの作り方と設計のコツを紹介するアイキャッチ画像。管理画面から数分で作成、行く理由になる特典、期限は忘れる前に

ずいぶん前に一度だけ行ったお店から、ふとスマホにクーポンの通知が届く。正直、友だち登録したことすら忘れていたのに、たまたま近くにいたこともあって、そのまま来店——。これは、オーフレックスの私自身が実際に体験した話です。お店側から見たら、すごいことだと思うんです。一度来てくれたお客様に、ちょうどいいタイミングで、もう一度思い出してもらえるのですから。

LINE公式アカウントのクーポンは、この「思い出してもらうきっかけ」を作れる機能です。ただし、作って送るだけでは使ってもらえません。この記事では、作り方の手順と、「使ってもらえる」クーポンにするための設計のコツをあわせてお伝えします。

この記事でわかること

  • LINEクーポンでできること
  • クーポンの作り方(手順と設定項目)
  • 「使ってもらえる」クーポンにする3つの設計のコツ
  • クーポン頼みになってしまう落とし穴と防ぎ方

LINEクーポンとは? スマホに直接届く「来店のきっかけ」

LINE公式アカウントのクーポンは、割引やプレゼントなどの特典を、友だちになってくれたお客様のスマホに直接届けられる機能です。チラシやSNSは見てもらえるかどうか分かりませんが、LINEならトークに通知が届きます。

紙のクーポンとの違いは、それだけではありません。

  • 持ち歩き不要:お客様のスマホの中にあるので、「家に忘れた」が起きない
  • 開封数や使用状況が分かる:どれくらい見られて使われたかを数字で確認できる
  • 印刷コストゼロ:思い立ったその日に作って届けられる

クーポンの作り方(基本の手順)

クーポンは、パソコンの管理画面(LINE Official Account Manager)でもスマホの管理アプリでも作れます。

  1. 管理画面のメニューから「クーポン」を開き、「作成」を押す
  2. クーポン名を入れる:トークに表示される名前です。「◯◯円引き」「△△プレゼント」のように、特典がひと目で分かる名前にします
  3. 有効期間を設定する
  4. 画像を設定する:写真1枚で伝わり方が変わります。容量は1MB以下が推奨されています
  5. 詳細設定を確認する:使用可能回数(1回のみ/上限なし)、クーポンコードの表示、獲得条件などを選べます
  6. 保存して、メッセージ配信やあいさつメッセージに添えて届ける

獲得条件は「条件なし」のほかに「抽選」も選べます。当たった人だけが使える、ゲームのような楽しさを添えたいときに便利です。

⚠️ 一度配信したクーポンは、お客様が見たあとに内容を変更しても反映されません。また、有効期間の途中で終了するとトラブルのもとになります。設定内容は配信前にしっかり確認しましょう(2026年8月時点。最新の仕様はLINEヤフーの公式マニュアルでご確認ください)。

「使ってもらえる」クーポンにする3つの設計のコツ

使われないクーポンと使われるクーポンの違いを比較した図解。行く理由になる特典、期限は2週間から1か月、ふだんは役立つ配信

① 特典は「行く理由」になる強さで

使われるかどうかは、特典の内容でほぼ決まります。目安は「それを理由にお店へ行こうと思えるか」。5%引きでは動かない方でも、「ドリンク1杯無料」「次回10%オフ」なら動くことがあります。金額の大きさより、分かりやすさとお得感の実感が大切です。

② 有効期間は「忘れる前」に区切る

期間が長すぎると「いつでも使える」が「いつまでも使わない」に変わります。逆に短すぎると、都合が合わずに使えません。まずは2週間〜1か月を目安に、お客様の来店ペースに合わせて調整してみてください。期限が近づいたころに「あと◯日で終了です」と1通お知らせすると、思い出すきっかけになります。

③ 配信文は「誰に、何のために」を決めてから

クーポンを送るとき、本文が「クーポンです。使ってください」だけではもったいないです。「暑い日が続くので、ひと息つきに来ませんか」のように、お店からの気づかいをひと言添える。同じ1通でも、届き方がまったく変わります。

💡 店頭で友だち登録をお願いするときも、クーポンは強い味方です。「ご登録で、次回10%オフです」のように、お願いより先に「お得」が聞こえる順番にすると、声かけがぐっと楽になります。

気をつけたい「クーポン頼み」の落とし穴

初回限定クーポンは、サービスを試す前の心理的ハードルを下げてくれる、強力なきっかけです。ただ、配信ネタがないからと毎回クーポンばかり送っていると、お客様は「安いときだけ行こう」になってしまいます。頻繁な値引きは「安売りしないと売れないお店」という誤解にもつながります。

実際に、あるクライアントさんでは、クーポンや新商品の案内など売り込み中心の配信が続いた時期にブロックが増えました。翌月から、商品が生まれるまでの裏側や素材へのこだわりが伝わる配信に切り替えたところ、ブロックは落ち着き、開封率も上がりました。

💡 クーポンは「使いどころを見極めて出す切り札」。ふだんの配信では役に立つ話や近況で関係を深め、ここぞという場面でクーポンを届ける。この組み合わせが、いちばん効きます。

まとめ

LINEクーポンは、管理画面から数分で作れて、お客様のスマホに直接届く「来店のきっかけ」です。使ってもらうためのポイントは3つ。行く理由になる特典忘れる前に区切る有効期間気づかいをひと言添えた配信文。そしてクーポンだけに頼らず、ふだんの配信で関係を深めながら、ここぞの場面で使うこと。

LINEは、値引きで釣る場所ではなく、お客様との関係をていねいに育てていく場所です。クーポンはその関係に「そろそろ会いに行こうかな」というきっかけを添えてくれます。まずは1枚、次の季節のご案内に添えるクーポンから作ってみてください。

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