LINEの配信文が書けないときはAIに下書きを|伝わる頼み方と穴埋めテンプレート

LINEの配信文が書けないときはAIに下書きを。ざっくり頼んだ場合と、きちんと伝えた場合の対比

「配信しなきゃと思うのに、文章が浮かばない」。そんなとき、生成AIに下書きを頼むお店が増えています。

公式LINEは、一度来てくれたお客様に「思い出してもらうきっかけ」を自然に作ることができる強力なツールです。メールと違って、お客様がふだんから開いているLINEに届くため、読まれやすいのも強みです。
その配信文づくりを、AIに手伝ってもらう方法をまとめました。

目次
  1. 1.この記事でわかること
  2. 2.AIは魔法の杖ではない
  3. 3.ざっくり頼んだ場合と、きちんと伝えた場合
    1. 3.1ざっくり頼んだ場合
    2. 3.2きちんと伝えた場合
  4. 4.AIへの頼み方は4つの要素で決まる
    1. 4.1必ず入れてほしい情報
    2. 4.2一番伝えたいこと
    3. 4.3この配信の目的
    4. 4.4誰に向けて書くのか
  5. 5.そのまま使える穴埋めテンプレート
  6. 6.AIで配信文を仕上げる3つのステップ
    1. 6.1STEP1 穴埋めしてAIに貼る
    2. 6.2STEP2 気になる所を伝え直す
    3. 6.3STEP3 最後の一言は自分で直す
  7. 7.何を伝えるかを決めるのは、お店の人
  8. 8.まとめ

この記事でわかること

  • AIに頼むときに知っておきたい大前提
  • ざっくり頼んだ場合と、きちんと伝えた場合の違い
  • AIへの頼み方を決める4つの要素
  • 埋めてそのまま貼れる穴埋めテンプレート
  • AIで配信文を仕上げる3つのステップ

AIは魔法の杖ではない

生成AIは、ChatGPT・Gemini・Claudeなど、いくつもあります。どれを使っても、この記事の考え方は同じです。

ただ、ひとつだけ先にお伝えしたいことがあります。
AIは魔法の杖ではありません。こちらの思いや意図をどれだけ伝えられるかで、返ってくる文章の質がまったく変わります。

私自身も、毎日の仕事で生成AIを使っています。使う目的は、楽をするためではありません。お客様と向き合う時間や、ていねいに考える時間をつくるためです。配信文の下書きをAIに任せて、空いた時間を「何を伝えるか」を考えることに使う。それがいちばん良い使い方だと感じています。

ざっくり頼んだ場合と、きちんと伝えた場合

ざっくり頼んだ場合と、きちんと伝えた場合の比較図。ざっくり頼んだ場合:誰にでも当てはまる文・〇〇の空欄が残る・ほぼ書き直しになる。きちんと伝えた場合:常連さんに語りかける文・新メニューと期限が入る・言い回しを直すだけ

美容室の配信文を、AIに2通りの頼み方で書いてもらいました。2026年10月時点で、生成AI(Claude)で実際に試した結果です。
使うAIや日によって、返ってくる文章は少しずつ変わります。

ざっくり頼んだ場合

頼んだ一文:「美容室のLINE配信文を書いて」

【〇〇サロンからのお知らせ】
いつも〇〇をご利用いただき、ありがとうございます😊
季節の変わり目は、髪や頭皮のダメージが気になる時期ですね。
ただいま、期間限定でトリートメントキャンペーンを実施中です✨
ご予約・お問い合わせは、こちらのLINEからお気軽にどうぞ!
皆さまのご来店を、スタッフ一同心よりお待ちしております。

文章としては整っています。でも、どのお店が送っても同じ文です。〇〇の空欄も残り、キャンペーンの中身もAIが想像で書いています。

きちんと伝えた場合

頼んだ内容:あとで紹介する穴埋めテンプレートに、次のように書き込みました。

  • このお店:宮崎県高鍋町の美容室
  • 誰に向けて:3か月来ていない常連さん
  • この配信の目的:思い出して、また来てもらう
  • 一番伝えたいこと:秋の新メニューを始めました
  • 必ず入れてほしい情報:10月末まで、予約はLINEから

〇〇さん、お元気ですか? 高鍋町の〇〇です。
夏の日差しで、毛先が少し疲れていませんか?
この秋、新しいメニューを始めました🍂
夏のダメージをいたわりながら、秋らしい髪に整えるメニューです。
10月末までのご案内なので、よかったらこのLINEからご予約くださいね。
またお会いできるのを楽しみにしています。

同じAIでも、ここまで変わります。伝えた分だけ、返ってくる文章が変わります。

ざっくり頼んだ場合 きちんと伝えた場合
誰向け 誰にでも当てはまる文 常連さんに語りかける文
中身 〇〇の空欄が残る 新メニューと期限が入る
手間 ほぼ書き直しになる 言い回しを直すだけ

⚠️ きちんと伝えた場合でも、「秋らしい髪に整える」のように、頼んでいない中身をAIが足すことがあります。
メニューの内容や日付は、送る前に必ず自分の目で確かめてください。

AIへの頼み方は4つの要素で決まる

AIへの頼み方のことを、「プロンプト(=AIへの頼み方)」と呼びます。むずかしく考える必要はありません。次の4つを入れるだけで、返ってくる文章が変わります。

必ず入れてほしい情報

店名・日付・期限・予約の方法など、外せない事実です。ここを書かないと、AIは〇〇の空欄にするか、それらしい中身を想像で埋めます。

一番伝えたいこと

この配信で、ひとつだけ残すなら何か。新メニューなのか、空き状況なのか。あれもこれも頼むと、AIの文章も焦点がぼやけます。

この配信の目的

来店してほしいのか、お知らせしたいのか、関係を保ちたいのか。目的によって、文の終わり方が変わります。

誰に向けて書くのか

「30代の女性」のような言い方より、実在の常連さんを1人思い浮かべてください。属性で頼むと平均的な文章が、具体的な1人で頼むと具体的な文章が返ってきます。

💡 公式LINEは、SNSと違って認知の拡大は得意ではありません。そのかわり、リピーター獲得やファンづくりに強みを発揮します。だからこそ、知っているお客様1人に向けて書く頼み方が合っています。

そのまま使える穴埋めテンプレート

4つの要素を、穴埋めの形にしました。まず、書き方の例を見てください。

項目 書き方の例
このお店 宮崎県高鍋町の美容室
誰に向けて 3か月来ていない常連さん
この配信の目的 思い出して、また来てもらう
一番伝えたいこと 秋の新メニューを始めました
必ず入れてほしい情報 10月末まで、予約はLINEから

下の枠をコピーして、「:」のあとを自分のお店の内容で埋めてください。埋めたら、そのままAIに貼り付けて送ります。

LINE公式アカウントで送る配信文を書いてください。
・このお店:
・誰に向けて:
・この配信の目的:
・一番伝えたいこと:
・必ず入れてほしい情報:
・文の長さ:スマホの画面1つに収まるくらい

最後の「文の長さ」は、そのままで大丈夫です。長さや改行の目安は、LINE配信文の書き方でくわしく紹介しています。

⚠️ お客様のお名前や電話番号など、個人の情報はAIに貼り付けないでください。「常連さん」「3か月来ていない方」のように、誰か分からない書き方で十分伝わります。

AIで配信文を仕上げる3つのステップ

AIで配信文を仕上げる3つのステップの図。STEP1 穴埋めしてAIに貼る、STEP2 気になる所を伝え直す、STEP3 最後の一言は自分で直す

STEP1 穴埋めしてAIに貼る

テンプレートを埋めて、AIに送ります。
1回目の答えが完ぺきでなくても、気にしなくて大丈夫です。

STEP2 気になる所を伝え直す

AIとの会話は、往復でかまいません。1回で決まらなくて当たり前です。返ってきた文章に、そのまま注文を返してください。

たとえば、先ほどの文章に「もう少し短く。うちはもっとくだけた言い方です」と返すと、こうなりました。

〇〇さん、お久しぶりです! 高鍋町の〇〇です。
秋の新メニュー、始めました🍂
10月末までなので、よかったらLINEから予約してくださいね。
また会えるのを楽しみにしてます!

「1回やってみて微妙だったから、AIは使えない」とやめてしまうのは、もったいないです。何回かやりとりするうちに、お店らしい文章に近づいていきます。

STEP3 最後の一言は自分で直す

AIに任せるのは下書きまでです。最後の一言は、ふだんお客様と話している自分の言葉に直してください。送る前の確認には、送信前チェックリストが使えます。

何を伝えるかを決めるのは、お店の人

ここまで読むと、AIがあれば配信文は全部まかせられそうに見えるかもしれません。でも、実際に試すと分かることがあります。

AIは、文章を書くのは得意です。
でも、「何を伝えるべきか」を決めるのは、お店の人にしかできません。

誰に送るのか。この配信で何を残したいのか。それを決めるのが、配信づくりでいちばんむずかしいところです。穴埋めテンプレートの4つの欄は、AIのためというより、その答えを自分の中で整理するためのものでもあります。

次に読みたい記事常連さんにこそLINEを|「また来てくれる人」に届ける感謝の例文つき

まとめ

  • AIは魔法の杖ではない。伝えた分だけ文章が変わる
  • 頼み方は4つの要素を入れるだけでよい
  • 「誰に向けて」は実在の常連さんを1人思い浮かべる
  • AIとの会話は往復でよい。1回で決めなくてよい
  • AIは下書きまで。最後の一言は自分で直す

まずは次の配信で、穴埋めテンプレートを1回だけ使ってみてください。埋めるうちに、伝えたいことがはっきりしてくるはずです。

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