「何か配信しなきゃ」と思いつつ、売る話がないと、手が止まる。そんなときに使えるのが、季節のあいさつ配信です。
公式LINEは、一度来てくれたお客様に「思い出してもらうきっかけ」を自然に作ることができる強力なツールです。メールと違って、お客様がふだんから開いているLINEに届くため、読まれやすいのも強みです。その強みを生かすのに、毎回お知らせや売り込みが必要なわけではありません。
この記事では、季節のあいさつ配信の書き方と、そのまま使える例文を紹介します。
目次
この記事でわかること
- 季節のあいさつ配信が「売らなくていい配信」である理由
- 写真1枚と3行のひとことで作る書き方
- 年末・新年・春・夏・秋の例文5つ
- 配信日を先に決めて予約する手順
季節のあいさつは「売らなくていい配信」

季節のあいさつ配信は、商品やキャンペーンの案内を入れずに、季節のひとことだけを届ける1通です。お知らせの配信とは、役割が違います。
お知らせの配信
- 伝えたいことがあるときだけ送る
- 読むかどうかは内容しだい
- 続くと売り込みに見えやすい
季節のあいさつ
- 季節が変わるたびに送れる
- 短くて、すぐに読める
- お店を思い出すきっかけになる
売る話がない時期こそ、お店とお客様のつながりを保つ1通になります。
配信ネタ全体の探し方は、お店の配信ネタ30選で紹介しています。この記事では、その中の「季節」を1通の形に仕上げるところまでをくわしく書きます。
書き方は「写真1枚と3行のひとこと」
季節のあいさつは、短いほど読まれます。決めごとは次の3つだけです。
①写真は1枚だけ
お店の入り口、窓から見える景色、季節の商品など、お店で撮った写真を1枚選びます。きれいに撮れていなくても大丈夫です。
お店の空気が伝わることがいちばん大事です。
②ひとことは3行まで
季節のこと、お客様への気づかい、結びのあいさつの3行で十分です。長い文章より、スマホの画面で一目で読める長さのほうが、最後まで読んでもらえます。
③お知らせは入れない
営業日の案内やキャンペーンは、あいさつとは別の1通にします。一緒にすると、お客様には「結局お知らせだった」と受け取られてしまいます。
お客様の画面では、次のように届きます。
- トークの一覧に、お店の名前と最初の1行が出る
- 開くと、季節の写真が1枚と、3行のひとことが並ぶ
- スクロールしなくても、ひと目で読み終わる
送る時期は、季節を半歩だけ先取りするのが目安です。秋になっても夏の話のまま、というずれは、お客様のほうが先に気づきます。
そのまま使える例文5つ
「〇〇」の部分は、お店に合わせて書きかえてください。
かっこの中は、送る時期の目安です。
年末のお礼(12月下旬)
今年も〇〇に来てくださり、ありがとうございました。 寒い日が続きますので、どうぞあたたかくしてお過ごしください。 来年もどうぞよろしくお願いいたします。
写真は、今年いちばん多く撮ったお店の一角などがおすすめです。年末年始の営業日は、別の1通で送りましょう。
書き方は休業・営業時間変更のお知らせ配信の書き方で紹介しています。
新年のあいさつ(1月1日〜3日)
あけましておめでとうございます。 今年も、ほっとひと息つける〇〇でありたいと思います。 本年もどうぞよろしくお願いいたします。
春のあいさつ(3月下旬〜4月上旬)
お店の近くの桜が咲きはじめました。 新しい生活が始まる方も多い季節ですね。 みなさまにとって、よい春になりますように。
暑中見舞い(7月中旬〜8月上旬)
暑中お見舞い申し上げます。 毎日暑い日が続いていますね。 こまめに水分をとって、どうぞお体を大切にお過ごしください。
お月見(十五夜の数日前)
もうすぐ十五夜ですね。 お店の窓から見える月も、少しずつ丸くなってきました。 今年は、ゆっくり月を見上げる夜になりますように。
どの例文も、商品の名前や値段は入っていません。それでも、受け取ったお客様の頭には、お店のことが浮かびます。
配信日を先に決めて予約する

季節のあいさつがいちばん止まりやすいのは、「忙しくて、気づいたら時期が過ぎていた」ときです。思い立った日に書くのではなく、先に予約しておけば、忙しい時期でも送り忘れません。
パソコンの管理画面(LINE Official Account Manager)での手順です。
STEP1 配信日を先に決める
年末のお礼なら12月下旬、新年なら元日のように、送る日を先にカレンダーに書き込みます。1年分をまとめて決めておくと、毎回迷わずにすみます。
STEP2 写真1枚と3行を用意する
「メッセージを作成」を開き、写真を1枚と、3行のひとことを入れます。写真と文章は、それぞれ1つずつの吹き出しになって届きます。
STEP3 テスト配信してから予約する
「テスト配信」で、自分のスマホでの見え方を確かめます。問題がなければ、配信日時の「今すぐ配信」のチェックを外し、STEP1で決めた日時を選んで配信します。
予約したメッセージは「配信予約中」に入り、詳しい画面から予約の取り消しもできます。混み具合によっては、設定した時刻ちょうどに届かないこともあると、公式マニュアルに書かれています。
⚠️ 通数は「送った回数×送った人数」で数えます。友だちが100人なら、季節のあいさつ1回で100通です。無料のコミュニケーションプランは月200通までなので(2026年11月時点)、ほかの配信と合わせた月の通数を先に見ておきましょう。料金と通数は変わることがあるため、LINEヤフーの公式サイトで最新の情報を確かめてください。
送る回数の考え方は、LINE配信は週何回がベスト?で紹介しています。
返信が届いたら、ひとこと返す
季節のあいさつには、お客様から返信が届くことがあります。「うちも今夜、お月見です」のような短いひとことです。
返信は、チャットの画面に届きます。チャットを使うには、管理画面の設定でチャットを「オン」にしておく必要があります。チャットのやりとりは無料で、通数には数えられません(2026年11月時点)。
返すときも、1〜2行で十分です。「ありがとうございます。よいお月見になりますように」と返すだけで、その方との距離は確かに近づきます。
💡 公式LINEは、SNSと違って認知の拡大は得意ではありません。そのかわり、リピーター獲得やファンづくりに強みを発揮します。季節のあいさつは、その強みをいちばん素直に生かせる1通です。
次に読みたい記事常連さんにこそLINEを|「また来てくれる人」に届ける感謝の例文つき
まとめ
- 季節のあいさつは、売らなくていい配信
- 写真1枚と3行のひとことで作る
- お知らせは入れず、別の1通にする
- 季節を半歩だけ先取りして送る
- 配信日を先に決めて、予約しておく
- 返信が届いたら、ひとこと返す
まずは、12月下旬の年末のお礼を1通、今のうちに予約してみてください。
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