繁忙期の新規のお客様をリピーターに変えるLINE活用|忙しい日でも回せる3つの仕掛け

繁忙期の新規のお客様をリピーターに変えるLINE活用。左は行列の対応に追われるその場かぎりの出会い、右は再び来店したお客様がスマートフォンのクーポンを見せる次につながる出会い

LINE公式アカウントは、一度来てくれたお客様に「思い出してもらうきっかけ」を自然に作ることができる強力なツールです。メールと違って、お客様がふだんから開いているLINEに届くため、読まれやすいのも強みです。

その強みがいちばん生きるのが、繁忙期です。お盆や年末年始、連休、イベントの日。新しいお客様がたくさん来てくれるのに、忙しさのなかで、その出会いが一度きりで終わってしまうことがあります。この記事では、忙しい日でも回せる「次につなげる仕掛け」を3つにしぼってまとめました。

目次
  1. 1.この記事でわかること
  2. 2.繁忙期の出会いは「その場かぎり」で終わりやすい
  3. 3.仕掛け① その場で友だち追加をご案内する
  4. 4.仕掛け② 登録直後の1通で「また来る理由」を渡す
  5. 5.仕掛け③ 落ち着いたころに、お礼と次のご案内を1通
  6. 6.繁忙期の前に済ませておく3つの準備
    1. 6.1① QRコードと一言を、レジ横に置く
    2. 6.2② あいさつメッセージを繁忙期用にする
    3. 6.3③ お礼の1通を予約配信しておく
  7. 7.まとめ

この記事でわかること

  • 繁忙期の出会いが「その場かぎり」で終わりやすい理由
  • その場で友だち追加をご案内するコツ
  • 登録直後の1通と、落ち着いたころの1通の中身
  • 繁忙期の前に済ませておく3つの準備

繁忙期の出会いは「その場かぎり」で終わりやすい

その場かぎりの出会いと次につながる出会いの比較。お会計をして終わりではなく、友だち追加のご案内・登録直後の1通・お礼と次のご案内の1通で次につなげる

繁忙期は、ふだんは出会えないお客様と出会える時期です。ただ、お店の側は目の前の対応で手いっぱいになります。お客様の顔やお名前を覚える余裕もなく、「また来てくださいね」と声をかけるのが精いっぱい、ということも多いはずです。

その場かぎりの出会い 次につながる出会い
その日 お会計をして終わり 友だち追加をご案内する
帰ったあと お店のことを思い出す場面がない 登録直後の1通が届く
落ち着いたころ 連絡の手段がない お礼と次のご案内を1通送れる

「もっと新しいお客様を」と、つい外へ目が向きます。でも、一度来てくれた人にもう一度来てもらうほうが、実は近道です。

💡 公式LINEは、SNSと違って認知の拡大は得意ではありません。そのかわり、リピーター獲得やファンづくりに強みを発揮します。繁忙期に知ってもらったお客様を、LINEで「次」につなげましょう。

仕掛け① その場で友だち追加をご案内する

最初の仕掛けは、来てくれたその日に、公式LINEの友だち追加をご案内することです。帰ってからでは、お店を検索してまで登録してくれる人はほとんどいません。つながれるのは、お店にいるあいだだけです。

忙しい日は、ていねいに説明する時間がありません。そこで「置いておくだけで伝わる」形にしておきます。

  • レジ横やお会計のトレーの近くに、QRコードを置く
  • QRコードのそばに「登録すると、次回使えるクーポンが届きます」と特典を書く
  • 声かけは「よかったら、こちら読み取ってください」の一言だけにする

QRコードの作り方や、目に入りやすい置き場所はLINEの友だち追加QRコード・URLの作り方で解説しています。

仕掛け② 登録直後の1通で「また来る理由」を渡す

友だち追加された瞬間に自動で届くのが「あいさつメッセージ」です。お客様がまだお店にいるうちに届くこともあるので、ここで「また来る理由」を渡しておきます。

あいさつメッセージには、クーポンを入れることもできます(2026年9月時点。最新の仕様はLINEヤフー公式のマニュアルでご確認ください)。繁忙期のあいだは、ふだんの文面を少しだけ変えて、次のような1通にしておくと効果的です。

【例】〇〇(店名)です。今日はお忙しいなか、ご来店ありがとうございました!

次回のご来店で使える、ささやかなクーポンをお送りします。
〇月〇日まで使えますので、また近くに来られたときに、ぜひお立ち寄りください。

ポイントは、クーポンの有効期限を「繁忙期が終わって少ししてから」までにすることです。落ち着いた時期に来てもらえれば、お店もゆっくりお話しできます。

あいさつメッセージの設定方法はLINEのあいさつメッセージの作り方、クーポンの設計はLINEクーポンの作り方をご覧ください。

仕掛け③ 落ち着いたころに、お礼と次のご案内を1通

繁忙期が終わって少し落ち着いたころに、お礼と次のご案内を1通送ります。
これが3つ目の仕掛けです。

忙しさのなかで蒔いた種は、落ち着いたころに芽を出します。この1通が、2回目の来店のきっかけになります。

中身は、次の2つがあれば十分です。

  • 来てくれたことへのお礼(「たくさんの方に来ていただきました」)
  • 次に来る理由(季節の新メニュー、落ち着いた時期のおすすめ、クーポンの期限など)

LINE公式アカウントには、日時を指定して送る「予約配信」の機能があります(2026年9月時点)。繁忙期に入る前に作って予約しておけば、忙しさが明けて気が抜けたころでも、送り忘れがありません。

⚠️ 一斉配信なので、繁忙期より前から登録している常連さんにも届きます。「はじめての方へ」と書くと、常連さんには違和感が残ります。「この時期に来てくださった皆さまへ」のように、どなたが読んでも自然な書き方にしましょう。

繁忙期の前に済ませておく3つの準備

繁忙期の前に済ませておく3つの準備。1 QRコードと一言を、レジ横に置く。2 あいさつメッセージを繁忙期用にする。3 お礼の1通を予約配信しておく

繁忙期に入ってからでは、準備の時間はとれません。次の3つは、忙しくなる前の静かな週に済ませておきます。

① QRコードと一言を、レジ横に置く

QRコードのPOPに、特典の一言を書いてレジ横に置きます。お会計のたびに目に入る場所なら、声かけが少なくても登録してもらえます。

② あいさつメッセージを繁忙期用にする

仕掛け②の文面とクーポンを用意して、あいさつメッセージを差し替えます。繁忙期が終わったら、ふだんの文面に戻すのを忘れないようにしましょう。

③ お礼の1通を予約配信しておく

仕掛け③の1通を作り、繁忙期が明けたころの日時で予約しておきます。これで、忙しいあいだにやることは「QRコードをご案内する」だけになります。

もうひとつ、繁忙期が落ち着いたら、2回目に来てくれた方がどれくらいいたか、思い出して数えてみてください。
数えてみると、次の繁忙期に向けて何を変えればよいかが見えてきます。

次に読みたい記事常連さんにこそLINEを|「また来てくれる人」に届ける感謝の例文つき

まとめ

  • 繁忙期の出会いは、そのままだと一度きりで終わりやすい
  • 仕掛け①:その場で友だち追加をご案内する
  • 仕掛け②:登録直後の1通で「また来る理由」を渡す
  • 仕掛け③:落ち着いたころに、お礼と次のご案内を1通
  • 準備は、繁忙期に入る前の静かな週に済ませておく

繁忙期のにぎわいは、うれしいものです。
その出会いを一度きりにせず、次の来店へ育てていきましょう。

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