「ブロックされるのが怖くて、配信できません」。オーフレックスに寄せられるご相談のなかで、いちばん多いもののひとつです。登録してもらったのに嫌われたらどうしよう、と思うと指が止まる。その気持ちはよく分かります。
ただ、配信を止めてしまえば、登録してくれた方に何も届けられません。正直にお伝えすると、どれだけ工夫してもブロックはゼロにできません。大切なのは、ブロックされない方法を探すことではなく、登録してくれた方にとって意味のある配信ができているかどうかです。
目次
この記事でわかること
- ブロックされる主な理由が3つに整理できること
- 友だち追加の直後がいちばん離れやすい理由
- 今日から見直せる、ブロックを減らす3つの工夫
- 管理画面のどの数字を見れば早めに気づけるか
ブロックされるのは「お店が嫌われたから」ではありません
まず前提を整えておきます。ブロックは、お店の商品やサービスが否定されたということではありません。原因はもっと手前、スマートフォンの通知が重たく感じられた、という一点にあります。
お客様のスマートフォンには、毎日たくさんのお知らせが届きます。「あ、また来た」と思われると読まれないままスルーされ、やがて通知そのものを止められます。ブロックはお店への評価ではなく、届け方へのサインだと考えるほうが実態に近いのです。
💡 ブロックをゼロにすることは目標になりません。目標は「読みたい人に、ちゃんと読まれ続けること」です。
ブロックされる主な理由は3つ
オーフレックスがこれまで見てきたなかで、原因はだいたいこの3つに整理できます。
①配信が多すぎる
お知らせしたいことが多いお店ほど、配信は増えていきます。ただ受け取る側からすると、同じお店から毎日のように通知が来る状態は負担です。週1回程度から始め、反応を見ながら調整していくとよいでしょう。
②1通が長すぎる
伝えたいことが多いと、文章は長くなります。けれどLINEは、移動中やレジの合間など、すきま時間で読まれるものです。スクロールが必要な長文は、開いた瞬間に「あとで読もう」と閉じられます。1通の用件は1つに絞り、スマートフォンの1画面におさまる長さを目安にしてください。
③売り込みばかりになっている
いちばん多く、見落とされやすいのがこれです。クーポン、新商品、セールのお知らせ。どれも大事ですが、それだけが続くと、どんなに良いお店でも通知は重たく感じられます。
| ブロックの理由 | お客様の受け取り方 | 見直すポイント |
|---|---|---|
| 配信が多すぎる | 「また来た」と感じる | 頻度を決めて、先に伝えておく |
| 1通が長すぎる | 開いた瞬間に閉じる | 1通の用件を1つに絞る |
| 売り込みばかり | 「宣伝しか来ない」と感じる | 役立つ話を中心に組み立てる |
実は、友だち追加の直後がいちばん離れやすい
登録してすぐの時期は、お客様との関係がまだできあがっていません。「どんな人なんだろう」「何が届くんだろう」と、期待と警戒が半分ずつある状態です。そこにいきなり「セール開催中」だけが届くと、「宣伝を受け取るために登録したわけではない」という気持ちが生まれます。
友だち追加はゴールではなく、関係のスタートです。最初の1通は、お礼と、これからどんな配信が届くのかの案内、そしてしてほしい行動を1つだけ。売り込みは、信頼が育ってからで十分間に合います。
今日からできる、ブロックを減らす3つの工夫

すべてを一度にやる必要はありません。1つずつで十分効きます。
1.どれくらいの頻度で届くかを、先に伝える
あいさつメッセージで「週に1回ほど、季節のおすすめをお届けします」と伝えておくだけで、受け取る側の心の準備が変わります。予告のない通知はストレスですが、約束された通知は待ってもらえます。
2.「役立つ話8:売り込み2」を目安にする
売り込みをゼロにする必要はありません。目安として8割はお客様の役に立つ話、2割をご案内に。使い方のコツ、季節の情報、商品が生まれるまでの裏側。そうした配信が積み重なると、たまのご案内がきちんと届きます。
3.全員に同じものを送らない
絞り込み配信を使うと、条件でお届けする相手を分けられます。自分に関係のない案内が続くと通知は重たくなりますが、関係のある内容だけが届けば負担は小さくなります。
💡 配信の目的を「今すぐ買ってもらうこと」から「次に会う理由をつくること」に置きかえると、内容は自然と変わっていきます。
ブロックは「数字」で早めに気づける
感覚だけで判断すると、不安が先に立ちます。LINE公式アカウントの管理画面(LINE Official Account Manager)の分析では、友だち追加数・ターゲットリーチ・ブロック数を確認できます。まずは月に一度ここを見ることから始めてください。
見る数字は2つで十分です。1つめは「ちゃんと読まれたか」、2つめは「配信のあとに離れていないか」。何より大事なのは、他店と比べることではなく、前の月と比べてどうかという視点です。
知っておくと安心な仕様も2つあります。ステップ配信の途中でブロックされた場合、その方への配信は停止します(解除した場合は新規の友だち追加とみなされます)。また、絞り込み配信を使うにはターゲットリーチが100人以上である必要があります。
⚠️ ここに書いた仕様は2026年8月時点のものです。機能や条件は変わることがあるため、設定の前にLINEヤフー for Businessの公式マニュアルで最新の内容をご確認ください。
あるクライアントさんでは、売り込み中心の配信が続いた時期にブロック率が上がりました。効果測定レポートで気づき、翌月から商品の裏側や地元の素材へのこだわりなど、お店の価値が伝わる内容へ切り替えたところ、ブロック率は落ち着き、読んでもらえる割合も上がりました。
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まとめ
ブロックされる理由は、送りすぎ・長すぎ・売り込みすぎの3つにほぼ集約されます。どれも今日から見直せることばかりです。
ブロックをゼロにはできません。けれど、頻度を先に伝え、1通を短くまとめ、役立つ話を中心に組み立てれば、離れていく方は減り、残ってくれた方との関係は深まります。LINEは、売るための道具である前に、お客様との関係を育てるための道具です。数字が少し動いたくらいで止まらずに、ていねいに続けていきましょう。
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