LINE公式アカウントは、一度来てくれたお客様に「思い出してもらうきっかけ」を自然に作ることができる強力なツールです。メールと違って、お客様がふだんから開いているLINEに届くため、読まれやすいのも強みです。
それなのに、「始めたけれど反応がない」「気づいたら配信が止まっている」という声をよく聞きます。原因の多くは、ツールそのものではなく、使い方の小さなつまずきです。この記事では、LINE構築の仕事でよく見かける失敗を7つ取り上げ、それぞれの対処法をまとめました。
目次
この記事でわかること
- LINE公式アカウント運用でよくある失敗7つ
- 失敗が起きやすい3つの場面
- それぞれの失敗の対処法
- 今日からできる3つの見直し
失敗は3つの場面で起きる

よくある失敗は、起きる場面で分けると3つにまとまります。まずは一覧で、自分のアカウントに当てはまるものがないか見てみてください。
| 場面 | よくある失敗 |
|---|---|
| 始める前 | 失敗1 目的を決めないまま始める 失敗2 あいさつメッセージとリッチメニューが初期のまま |
| 友だちを集めるとき | 失敗3 友だちの数がゴールになっている 失敗4 割引だけで登録してもらう |
| 配信するとき | 失敗5 売り込みの配信ばかりになる 失敗6 1通に情報を詰め込みすぎる 失敗7 止まったあと、いきなり本題で再開する |
いくつ当てはまっても、落ち込む必要はありません。7つとも、今日から直せます。
始める前の失敗
失敗1 目的を決めないまま始める
アカウントを作り、リッチメニューを設定し、あいさつメッセージを書く。多くの方がこの順番で始めますが、その前に決めておきたいのが「このLINEで何をしたいか」です。
目的があいまいなままだと、何を送ればいいかに毎回迷い、配信が続かなくなります。対処法は、目的を一行だけ書いておくこと。「一度来たお客様に、もう一度来てもらう」のような一行で十分です。迷ったときに立ち返る場所ができます。
失敗2 あいさつメッセージとリッチメニューが初期のまま
LINE構築の仕事で、たくさんのお店のLINE画面を見てきました。その中で「もったいない」と感じるのが、あいさつメッセージがテンプレートのまま、リッチメニューが初期設定のままになっている状態です。
あいさつメッセージは、登録してくれた方に最初に届く1通で、お店の第一印象になります。リッチメニューは、トーク画面を開いたときにいちばん目に入る入口です。どちらも一度整えれば、あとは毎日働いてくれます。作り方はLINEのあいさつメッセージの作り方とリッチメニューの作り方にまとめています。
友だちを集めるときの失敗
失敗3 友だちの数がゴールになっている
「友だちが100人になりました」は、うれしい報告です。ただ、LINEは登録してもらうことがゴールではありません。登録してくれたのは、お店に興味を持ってくれた人です。その気持ちに応える配信があってこそ、また来てもらえます。
💡 公式LINEは、SNSと違って認知の拡大は得意ではありません。そのかわり、リピーター獲得やファンづくりに強みを発揮します。数を追うより、登録してくれた人との関係を深めるほうが、LINEの強みが生きます。
失敗4 割引だけで登録してもらう
友だち追加の特典に割引をつけるのは、登録のきっかけとしては正解です。ただ、割引だけが目当ての登録は、割引を使ったところで関係が終わりがちです。
配信のたびに全員へクーポンを配るのも、同じ落とし穴です。毎回届く割引は「当たり前」になり、割引がないと来ないお客様を少しずつ育ててしまいます。お誕生月だけ、久しぶりの方だけなど、理由と相手を決めて配るのがコツです。詳しくはLINEクーポンの作り方をどうぞ。
配信するときの失敗
失敗5 売り込みの配信ばかりになる
セールや新商品の案内ばかりが続くと、「また宣伝か」と思われ、ブロックにつながります。お客様の困りごとに答える話や、お店の裏側の話を混ぜると、読んでもらえる配信になります。ネタに困ったらお店の配信ネタ30選を、ブロックが気になる方はLINE公式アカウントがブロックされる理由を参考にしてください。
失敗6 1通に情報を詰め込みすぎる
「お客様のために、たくさん伝えたい」という気持ちは、とても大切です。ただ、受け取る側から見ると、長いお知らせや似た内容の通知が続くと、中身を見ずに閉じてしまいます。
対処法は、1通で伝えることを1つに絞ること。
回数を増やすより、届け方を整えるほうが効果的です。配信の回数に迷ったら配信頻度の目安と時間帯の決め方をご覧ください。
失敗7 止まったあと、いきなり本題で再開する
忙しい時期が続くと、配信が数週間止まるのはよくあることです。
問題は再開のしかたです。久しぶりの配信で、いきなり「新メニューできました」から入ると、読む側は少し戸惑います。
「お久しぶりです」「朝晩が涼しくなりましたね」と、ひと言そえてから本題へ。それだけで「また届いた」ではなく「元気だったかな」と思ってもらえます。お店で「LINEを見て来ました」と言ってもらえるのは、こういう配信のあとです。
今日からできる3つの見直し

7つの失敗を一度に直す必要はありません。まずは次の3つから始めてみてください。
STEP1 目的を一行で書く
失敗1の対処です。紙でもスマホのメモでもかまいません。書いた一行が、このあとの見直しの物差しになります。
STEP2 あいさつメッセージを読み直す
自分のアカウントに友だち追加したつもりで読んでみてください。テンプレートのままなら、お店の言葉に書き換えます。あわせて、リッチメニューが初期設定のままになっていないかも確認しましょう。
STEP3 次の配信日を決める
配信が止まっている方は、まず次の1通の日付だけ決めます。内容は、季節のあいさつとお店の近況で十分です。曜日と時間を決めておくと、配信が習慣になります。
次に読みたい記事常連さんにこそLINEを|「また来てくれる人」に届ける感謝の例文つき
まとめ
- 失敗は、始める前・友だちを集めるとき・配信するときに起きる
- 始める前に、目的を一行で書いておく
- あいさつメッセージとリッチメニューは、お店の言葉に整える
- 友だちの数より、登録してくれた人との関係を深める
- 割引は、理由と相手を決めて配る
- 1通で伝えることは1つ。久しぶりの配信は、ひと言そえてから本題へ
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