飲食店のLINE公式アカウント活用術|再来店につながる使い方と始め方

飲食店のLINE公式アカウント活用術|再来店につながる使い方と始め方。コック帽の店主と「また来ました」と話すお客様のイラスト

「一度は来てくれたのに、それきり」。飲食店を営んでいると、こんなもどかしさを感じることがあるのではないでしょうか。味に不満があったわけではありません。多くの場合、お客様はただ忘れていただけなのです。ランチに迷ったとき、頭の中の選択肢に入っているか。再来店はそこから始まります。

LINE公式アカウントは、その「思い出してもらうきっかけ」を自然に作ることができる強力なツールです。メールマガジンと違って、お客様がふだんから開いているLINEに届くため、開封率が高いのも強みです。この記事では、個人や家族で営む飲食店を想定して、再来店につながる使い方と始め方をまとめました。

目次
  1. 1.この記事でわかること
  2. 2.飲食店でLINEが効くのは「こちらから届く」から
  3. 3.再来店につながる4つの使い方
    1. 3.1使い方1:次回使えるクーポンで「2回目」を作る
    2. 3.2使い方2:ショップカードで「財布の奥」から取り出す
    3. 3.3使い方3:新メニュー・季節限定を写真つきで届ける
    4. 3.4使い方4:予約と問い合わせをトークで受ける
  4. 4.飲食店の配信は「お腹がすく時間」に合わせる
  5. 5.登録してもらう入り口はテーブルの上
  6. 6.今日から始める3ステップ
    1. 6.1STEP1 卓上に友だち追加の案内を置く
    2. 6.2STEP2 登録直後に使えるクーポンを用意する
    3. 6.3STEP3 月に一度、季節のメニューを送る
  7. 7.費用はいくらかかる?
  8. 8.まとめ

この記事でわかること

  • 飲食店でLINEが効く理由
  • 再来店につながる4つの使い方
  • 配信時間と頻度の目安
  • 今日から始める3ステップと、かかる費用

飲食店でLINEが効くのは「こちらから届く」から

「思い出してもらうのを待つ」紙のスタンプカード・チラシ・SNSと、「こちらから届く」LINE公式アカウントを比べた図解。この差が、再来店の差になります

お店で渡したスタンプカードの多くは、財布の奥で眠っています。紙のカードは「思い出してもらうのを待つ」仕組みだからです。チラシやSNSも同じで、見てもらえるかどうかはお客様まかせです。

LINEは逆です。お店から送ったメッセージは、お客様のスマホに通知として届きます。忘れかけていたお客様に「あ、行こうかな」と思い出してもらえる。
この差が、再来店の差になります。

思い出してもらうのを待つ こちらから届く
例 紙のスタンプカード・チラシ・SNS LINE公式アカウント
届き方 お客様が見つけたときだけ スマホに通知が届く
タイミング お客様まかせ お店が決められる

💡 公式LINEは、SNSと違って「認知の拡大」は得意ではありません。そのかわり「リピーター獲得」や「ファンを作る」ことには強みを発揮します。飲食店は「また食べたい」と思われやすい業種なので、この強みが生きます。

再来店につながる4つの使い方

飲食店で効果を実感しやすいのは、次の4つです。
どれも月額0円のプランから使えます。

使い方1:次回使えるクーポンで「2回目」を作る

いちばん難しいのは、1回目から2回目への壁です。会計のときに「ご登録で、次回ドリンク1杯サービスです」と声をかけ、登録直後に届くクーポンを用意しておく。「また来る理由」をお客様のスマホの中に置くイメージです。有効期間は2週間〜1か月ほどにして、忘れる前に区切ります。
設計のコツはLINEクーポンの作り方にまとめています。

使い方2:ショップカードで「財布の奥」から取り出す

紙のスタンプカードは、LINEの中に持たせることができます。財布の中で眠らせない、届くカードです。スマホの中にあるので「家に忘れた」が起きず、配信のたびにカードのことも思い出してもらえます。
詳しくはLINEショップカードの作り方をどうぞ。

使い方3:新メニュー・季節限定を写真つきで届ける

飲食店の配信は、写真が主役です。湯気の立つ新メニュー、季節の食材、今日のおすすめ。文章は短くて構いません。「新メニューのAとB、どちらが食べたいですか?」と気軽に聞くだけで返信が届き、会話が生まれます。
答えは次のメニューづくりのヒントになります。

使い方4:予約と問い合わせをトークで受ける

「今夜4人で入れますか?」という問い合わせを、電話ではなくトークで受ける。仕込み中や営業中に電話に出られない飲食店ほど、この差は大きくなります。受け方の選択肢はLINEで予約を受け付ける方法で紹介しています。

飲食店の配信は「お腹がすく時間」に合わせる

配信時間は、お客様が「何を食べようか」と考える時間に合わせます。オーフレックスがこれまで見てきた範囲では、飲食店はお昼前の11時ごろや夕方の17時ごろに反応が良いことが多いです。ランチが主なお店なら午前中、夜が主なお店なら夕方と、お店の主戦場に合わせて決めてください。

頻度は、週1回から月2回ほどで十分です。大切なのは回数より「届いてうれしい内容か」。売り込みばかりが続くと、ブロックが増えます。

⚠️ 毎回クーポンを付けると、クーポンがあるときしか来ないお客様を作ってしまいます。クーポンは3回に1回くらいにして、残りは読んで楽しい内容にしましょう。頻度と時間帯の考え方はLINE配信は週何回がベスト?、ブロックの防ぎ方はLINE公式アカウントがブロックされる理由で詳しく書いています。

登録してもらう入り口はテーブルの上

飲食店には、お客様が席に座って料理を待つ時間があります。この時間に目に入る場所へ、友だち追加のQRコードを置きます。

  • 卓上の三角POP:注文を待つあいだに目に入る、いちばん効く場所
  • レジ横:会計のときに「ご登録で次回サービスです」と一言添える

QRコードを置くだけでは登録されません。「登録すると何がうれしいか」を、POPにも会計の一言にも入れてください。
作り方はLINEの友だち追加QRコード・URLの作り方にまとめています。

今日から始める3ステップ

今日から始める3ステップの図解。STEP1 卓上に友だち追加の案内を置く、STEP2 登録直後に使えるクーポンを用意する、STEP3 月に一度、季節のメニューを送る

全部を一度にやる必要はありません。ひとつずつで大丈夫です。

STEP1 卓上に友だち追加の案内を置く

QRコードと「ご登録で次回ドリンク1杯サービス」の一言を入れた三角POPを作り、全部のテーブルに置きます。まずはこれだけで、登録は少しずつ増えます。

STEP2 登録直後に使えるクーポンを用意する

登録した瞬間に届くあいさつメッセージに、次回使えるクーポンを添えます。「また来ました」「お待ちしていました」。このやりとりの回数を、ここで増やします。

STEP3 月に一度、季節のメニューを送る

まずは月1回、写真1枚と短い文章で十分です。慣れてきたら、問いかけや裏側の話を混ぜて回数を増やします。

費用はいくらかかる?

LINE公式アカウントは、月額0円のコミュニケーションプランから始められます。無料で送れるメッセージは月200通で、プランによって使える機能に差はありません(2026年9月時点。最新の内容はLINEヤフーの公式サイトでご確認ください)。

200通は「受け取る人数×配信回数」の合計です。友だちが100人なら月2回、50人なら月4回まで無料で送れます。トークのやりとりやあいさつメッセージは、この通数に数えられません。まずは0円で始めて、足りなくなってから有料プランを考えれば十分です。詳しくはLINE公式アカウントの料金プラン完全ガイドをどうぞ。

次に読みたい記事常連さんにこそLINEを|「また来てくれる人」に届ける感謝の例文つき

まとめ

  • お客様が来なくなるのは、多くの場合「忘れていた」だけ。
    LINEは「こちらから届く」仕組み
  • 使い方は、次回クーポン・ショップカード・写真つき配信・トーク予約の4つ
  • 配信は「お腹がすく時間」に、週1〜月2回ほど
  • 登録の入り口はテーブルの上。「登録すると何がうれしいか」を添える
  • 月額0円のプランから始められる

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